子どものための劇:ばいきんのうた(一まく三ば)・・・一部公開

北野邦生作 ばいきんのうた 1まく3ば

 

でてくるもの
 せつめいやく
 ばいきん1、2、3、4、5、6、7

 

げきをするばしょ
 たいいくかんやきょうしつなど、みんながあつまれるところ

 

*せつめいやくがでてくる。

 

みなさん、ぐずついたうっとうしいひがつづいていますね。それもそのはず、いまは、つゆのきせつなのです。このきせつになると、あのいやなばいきんたちがうごきだし、わたしたちのからだにはいりこんであばれようとします。ほら、ばいきんたちのうたがきこえてきましたよ。

 

*ちからづよいうたがきこえてくる。

 

 あめがふれば じめじめするよ
 あつくなれば うっとうしくなるよ
 やあやあやほほほ うれしいきせつ
 ほおほおほほほほ おいらのきせつ

 

*ばいきんたちがでてくる。

 

ばいきん1:おい、みんな、おれたちばいきんさまのきせつだなあ。
ばいきん2:はい。じめじめして、とてもいいきもちです。
ばいきん3:それに、このうっとうしさは、われわればいきんたちをげんきづけてくれます。
ばいきん4:ほんとに、われわれには、おあつらえむきのきせつですなあ。
ばいきん1:ところで、みんな、こどもたちのからだにはいりこんで、ひとあばれしたくないか。